石雲寺の節分草
2月13日に鳳来町の石雲寺にセツブンソウを見に行ってきました。
花の少ない時期に咲くので人気が高く、大勢の見物客が訪れてい
ました。

節分草
キンポウゲ科セツブンソウ属で、
レッドデータブックの絶滅危惧II類
(絶滅の危険が増大している種)
に指定されている。
石灰岩地の半日陰の山裾に群生
するがその場所は多くない。鳳来
町一帯は貴重な自生地となって
いる。
地中の球根から花茎が地上10cm
程伸び、その先に切れ込んだ葉が
2枚対生する。そして先端に1輪の
花を付ける。
花びらのように見える白い部分は
萼(がく)片で、本来の花弁は黄色
い蜜線に形を変えてしまっている。
紫色の雄しべと併せて2種類の
雄しべを持っているように見える。
咲き始めは雄しべの青紫が濃く、
白・黄・紫の取り合わせが美しい。
境内では住職が訪問客のために
蕾の膨らんだ梅の小枝を切って
桶に入れていた。ご自由にお持ち
帰り下さいとの粋な計らいである。
なお、住職は少なくなった節分草
を手厚く保護し裏庭全体に増やす
努力を続けている。

住職ご好意の梅の小枝を選び、
境内を散策する見物客達。ひっき
りなしに大勢の人が訪れていた。
朱塗りの弁天堂には弁財天が祀ら
れているそうである。
左側の梅の古木は他の梅より一足
早く八分ほど咲いていた。百年梅
の名札が付いていたが、樹齢であ
ろうか?

弁天堂の周りの池には清水が
ふんだんに流れ込み鯉が悠々と
泳いでいる。 湿り気も節分草に
とって大事な要素のようである。
錦鯉や真鯉がゆったりと泳いで
いる。
池には他にアヒルが1羽いて、
アフラック、アフラックとうるさく
鳴いていた。(-ω-)

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