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節分草
キンポウゲ科セツブンソウ属で、
レッドデータブックの絶滅危惧II類
(絶滅の危険が増大している種)
に指定されている。 |
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石灰岩地の半日陰の山裾に群生
するがその場所は多くない。鳳来
町一帯は貴重な自生地となって
いる。 |
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地中の球根から花茎が地上10cm
程伸び、その先に切れ込んだ葉が
2枚対生する。そして先端に1輪の
花を付ける。 |
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花びらのように見える白い部分は
萼(がく)片で、本来の花弁は黄色
い蜜線に形を変えてしまっている。
紫色の雄しべと併せて2種類の
雄しべを持っているように見える。
咲き始めは雄しべの青紫が濃く、
白・黄・紫の取り合わせが美しい。 |
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境内では住職が訪問客のために
蕾の膨らんだ梅の小枝を切って
桶に入れていた。ご自由にお持ち
帰り下さいとの粋な計らいである。
なお、住職は少なくなった節分草
を手厚く保護し裏庭全体に増やす
努力を続けている。
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住職ご好意の梅の小枝を選び、
境内を散策する見物客達。ひっき
りなしに大勢の人が訪れていた。 |
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朱塗りの弁天堂には弁財天が祀ら
れているそうである。
左側の梅の古木は他の梅より一足
早く八分ほど咲いていた。百年梅
の名札が付いていたが、樹齢であ
ろうか?
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弁天堂の周りの池には清水が
ふんだんに流れ込み鯉が悠々と
泳いでいる。 湿り気も節分草に
とって大事な要素のようである。 |
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錦鯉や真鯉がゆったりと泳いで
いる。
池には他にアヒルが1羽いて、
アフラック、アフラックとうるさく
鳴いていた。(-ω-)
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